肛門科の治療
1.痔核(いぼじ)
程度の軽いものあるいは姑息的(一時しのぎ)の方法としてはパオスクレ-による硬化療法、輪ゴム結紮(けっさつ)が、根治療法としては結紮切除術が現在も中心に施行されていますが、術後の痛み比較的長い入院が必要でした。5年前使用可能になったジオン(ALTA)という注射剤の登場で痛みも少なく日帰りもしくは一泊入院程度で十分治療可能となりました。
2.裂肛(きれじ)
ほとんどが排便の適切なコントロ-ルと外用薬等で治療可能ですが慢性化し肛門狭窄(狭くなった)で痛みが強い場合は外科的処置が必要です。ストッレッチないし括約筋を一部切る方法が一般的です。
3.痔ろう(あなじ)
肛門の上の窪みから細菌が侵入し可能の起きる病気ですがほぼ全例手術が必要です。6~7割方が比較的単純なケ-スで切開開放で十分ですが残りの数割は括約筋温存手術が必要です。当院では痔核同様ほとんどの方が1泊入院で施行しています
4.直腸脱、肛門括約筋不全
弛んだ粘膜を絞り上げる方法が一般的でしたが、この場合も内痔核に使用するジオン(ALTA)が、非常に有用で今までの方法より改善率が高く簡易に施行できる利点があります。ただし緩んだ肛門は以前は肛門皮下に糸を使用して締めていましたが最近人工の靭帯を利用した括約筋を代替材料が開発され排便時の感覚もかなり生理的なものに近づきました。
痔についてもっと知りたい方は以下のホームページが簡単でわかりやすい内容です。
いーじーnet e-zi.net/
